ちらっとみえるしろいはぐき

もし心の中をのぞくめがねをかけさせたとしても 自分と全く同じ心を持った人間はひとりとしていないことがわかるだろう
だから人間の心をテーマにした物語は三十億かあるいはその十倍もできるはずである

手塚治虫「ザ・クレーター」の序文より抜粋でございます。まぁ誰にでもその人だけのドラマがある、って事ですよね。当たり前だけど大切な事です。月並みな言い方ですが、生きている誰もがドラマの主役なワケですよ。今、この時間って何の意味があるんかなぁってふと考える時がたまにあるけど、それもドラマの中ではいい味になってるのかもしれないし、後悔や絶望を感じる時もあるけど、ドラマとしてはこれ以上面白い事は無いでしょ。そう思えばなんとかなる。これを思うだけでちょっと生きなきゃいけないなって思いますね。でも死んじゃったら、主役が降板しちゃダメでしょ。成功や失敗ももちろん大切だけども正直生きてるだけで何とでもなるんですよね。死ぬなんてしょーもない事はやめましょう。
誰へのメッセージだ、これ。