せいぶざくいーん

自分の立ってる場所がこの上なくイヤになった。もっとジタバタしなきゃ。もっと動かなきゃ。これじゃあ口だけ番長だ。いやだ。うだうだ言ってちゃダメだ。無意味に時間だけ過ぎてく。口だけ番長のリーゼントが伸びていくだけだ。そろそろ更生しなきゃ。前を向かなきゃ、光のある方へ行かなきゃ。動ける足があるんだから。じっとしてても口だけ番長のボンタンが伸びていくだけだ。「頑張る」とか言う権利すら今の僕には無いんだ。口だけ番長のままだと補導されちゃうんだ。一定の義務を守ってこそ自由を語れるんだ。口だけ番長も学生だから校則を守らなきゃ。






校則に拘束される。







嗚呼、魁の口だけ番長。